春 ~風が吹いたら~
そういうと、バッグからナイフを取り出した。
『怖い??怖いなら逃げてもいいよ!』
『有沙ちゃんには、あたしは殺せない。』
『うん!』
あたしに近づくと、腕を思いっきり切りつけた。
『殺しちゃったら、つまらないもん!これで、向こうには戻れなくなったでしょ?のこのことついてきたから、悪いのよ!!早く病院に行かないとね?そのまま血を流し続けたら、命に関わるかもよ?』
人を傷つけて、有沙ちゃん…笑っている……。