春 ~風が吹いたら~

『それも、計画の為ってこと?』





『はい。あたしの通帳に秘書分の給料を振り込んでくれているのは、絶対に彼です。このお金は、他に使う時が来ます。その時は、本当にやり遂げる寸前で、彼もあたしの居場所がわかった頃のことだと思います。』





『で、記者のことだが、何のために記者の知り合いが必要なんだい?』





『より確実な情報を得るためです。後で、役に立つ情報が必要で!』




あたしが頼むと「じゃあ、早速」と、友達の記者に連絡をとりにいってくれた。






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