春 ~風が吹いたら~
『今日さー、帰り…一緒に帰らない?潤くんが、忙しくなければだけど…』
潤悟は突然、誘われた。
『とくに、何もないから忙しくはないよ。』
『良かった!なら、帰りに。』
内心、潤悟はびっくりしていた。
まさか、和羽から誘われるとは思ってもみなかったから。
『潤、おはよう!どうした?』
笑いながら、敦也が声をかける。
『鶴見が、今日。一緒に帰ろうって…。敦也も、一緒に帰る?』
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