《短》私の秘密★【完】
教室に戻り、私は鼻息を荒く、お弁当を食べる。



「近藤さん!」



「煩いし、誰っ!」



知らない男子に話し掛けられて八つ当たり。



「ここここれ!;;」



私に何かプリントを渡して去って行く男子。

“期末テスト範囲表”



「はぁー…タツの馬鹿野郎…」



テストなんて知らないよ。

タツのせいで、私の頭も心もおかしいよ。

私は箸を置き、机に肘を突いて頭を抱えた。

タツの事を考えると泣きたくなる。

…私、本当に惚れちゃったのかな…?

んー…わからない。

自分の気持ちが、わかんないよ。




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