鬼畜王子のメイド様。



「お前、何してんの?」

「あ、あ、あ、雨宮!」

「そんなところでボーっと突っ立ってないで入れよ」


グイッと腕を引っ張られ部屋へ。
…深呼吸し足りないのに。


部屋は、綺麗にまとめられていて余計なものは置いていない感じ。


「ミジンコが着てもミジンコだな」

「う、うるさい!」

「嘘。似合ってる」


今度は鼻で笑うのではなく、白い歯を見せてニコっと笑った。

…可愛いな、おい。

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