俺様ヤンキーに愛されて。






え?






何?






聞き間違い?










キキッキス魔!?








白金は真っ赤な顔をして口を押さえながらあたしを睨んでいる。










「しつれいね!!誰がキス魔よ!!」





「お前だろうが!!!!」












はぁ?











「あたしアンタにキスなんかしてないわよ!!!」





「お前覚えてないのか!?」





「はい?」










何の事を言っているのかまったく理解出来ない。









いつの間にか廊下にいる人は全員こっちを見てる。











「ちょっと!!!みんなに誤解されると困るから今すぐ今のはウソって大声で言って!!!」









ーブチッ














何か聞こえた…?











「お前はなぁ…」





「え?」









いつの間にか白金とあたしの距離はさっきよりも近くなっていて…












「自分のスカートが破れた瞬間気絶して…」












言っている事が理解出来ない…





白金の顔が怖すぎて…













「助けようとした俺にキスしたんだよ!!!!」












その言葉が聞こえた瞬間





ーグイッ







白金に体を引き寄せられて











「え………?」












ーチュッ





唇と唇が重なった。










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