俺様ヤンキーに愛されて。









【ヒマだし




白金って人のウワサ教えてあげよっか?







華】










……華からの手紙だ。








あたしは華の方を振り向く。







華はニヤニヤしながら口パクで





知りたい?









って話してる。








あたしが知りたいんじゃなくて華が教えたいんじゃん。








まぁ…


少しは知りたい気持ちもあるけど…










あたしはさっき華から飛んできた紙に










【知りたい】









と書いて華の方に投げる。










紙はまっすぐに華の方へ飛んでいった










ー………!!!!??











ーパシッ








飛んでいた紙は誰かの手にキャッチされてしまった。









「さーさーのー?」










どす黒い声がしたから






紙をキャッチした手から顔へと目線を上げていく。










「あはは(笑)先生ー」









華は机で頭を抱えている。










「授業を真面目に受ける気が無いなら廊下に出てろー!!!」






「あります!!ありますぅぅ!!!」












ーガラガラガラガラッッ





ーピシャンッ








あたしは






教室からつまみ出された。










< 7 / 473 >

この作品をシェア

pagetop