ガラス瓶の中の私
お嬢
みゆちゃんお迎えが来たよ
先生が荷物をまとめてくれる

今日も一日ありがとうございました
兄兄がいってくれてる

私は大好きなお友達に小さな声で
又明日も遊んでね!!
うん!!いいよぉ~じゃ~ねっ!
^^うん!ばいばい!


兄兄達と黒い車で待ってるママのところに
しぶしぶ帰る・・

又幼稚園いたいな・・・・
あ~~??兄兄が・・・・・

なんでもないよ

ママただいま!!
・・・・・・・・・・・

返事が返ってこない・・・
毎日そう・・・!

でもこっちから言わないと怒られるんだ・・

慣れたけど我が家のルール

おうちに帰ると真っ先にお着替え
私好みじゃない派手な服か黒・・真っ白が多い

遊びに行ってきますママ・・・
・・・・・・・・・・

テーブルには兄兄が支度してくれてるおやつとジュースがあった
すぐにでもお友達と会いたくておうちには居たくない

二階の玄関から出て下の事務所の前通る・・

お嬢~お帰りなさい!!!!
さっきとは違う兄兄たちがあいさつ!
是も当たり前!!

私はペコリと頭を下げて通り過ぎる・・・
どこにお出かけで??
ちょっと・・・・


私は大好きなみどりちゃんのおうちにいく

でも玄関からはいけないんだ・・
みどりちゃんの部屋の窓越しから
『みどりちゃん・・あそぼ』


『は~ぃすぐ出るからいつものとこに居て!!』

『うん』

『みどり!どこ行くの!またあの子と遊ぶんじゃないでしょうね??』
『違う違う』


・・・・・・私はいつも歓迎されない・・・・
・・・みどりちゃんは遊んでくれる・・・・・
だけど・・違うって言われてる・・・・
是を知らない振りして遊ぶ
小さいながらにとってもとっても寂しかった・・

何でだろう・・
何でお母さんたちに嫌われるんだろう・・・
私ばかり・・
いっぱい遊んでても気を抜いたら泣きそうな毎日だった・・

いつものとこで待ってるとみどりちゃんが来てくれた
『ごめんね?待った!今日は何して遊ぶ?』
『この前のザニガニとりたい』
『うん!行こう!』

   
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