【短】あなたのもとへ。(1)
第2章

陸 快 宮本

-授業中-

春「ねぇねぇ。
空ぅ」

空「なに。」

春「霧崎クンと霧島クンってかっこいいよね?
空はどっちが好き?」

何、聞くのぉ!
やっぱ、陸だょ!


空「な、なんで」

自分メッチャ焦ってるし・・・

春「だってさ。
両方、空のこと好きっぽいじゃん。」

どこから、そんなことを思うの?

空「そんな訳ないよ。」

春「絶対そう
空はどっちなの!」

絶対って!
えぇ。どっちかっていうと陸だょ。
でも・・・

空「内緒。」

ぇへへ!

春「どうせ霧崎クンでしょ。」

空「さぁ!♪」

○「じゃぁ
俺じゃん。」

はぁ?

空「エェ!
ってか、なんで話し入ってんの。」

○「いいじゃん」

そうこの人は、
私の前の席の
宮本 春樹[ミヤモト ハルキ]。
春の好きな人らしい。

春「春樹クンはどう思う。」

春怖いょ!

空「ちょっと!」

宮「俺でしょ」

はぁ?
こいっは馬鹿かぁ!

空「ちがうし」

宮「ショック」

はぁ?
意味ぷぅ〜!

春「春樹クンは空が好きなの?・・・」

おぃおぃ!

宮「そぅだなぁ」

冗談。冗談。

春「・・・」

宮「そうだよ。
俺、空のこと好き。」

はぁ?
嘘ぉ


春「え・・・」

空「嘘だよね。
宮本は冗談でいったんだょ。
ね・・・」

宮「本気。」

はぁ?

空「え・・・」




< 8 / 30 >

この作品をシェア

pagetop