とある男子校のバカ過ぎる日常

(バカも黙る)突然の新事実


ガラガラッ

お、ちょうどお客。

「いらっしゃ……っ、!!」

ドアのほうを見ると……………芽衣が居た。

何。何で居るわけ。
俺の中に、様々な気持ちが一気に渦巻く。

「………湊爽緒。悪いが話しがある」

暫くして口を開いた芽衣は、何かマジでキレてるみたいだ。

でも。

「俺には話すことなんかねぇ。帰れ。邪魔だ」

俺だって、怒れる。

キッと睨むと、一瞬芽衣が怯むのを感じた。

周りが、しんとしている。
ヤバい。これは他の皆の営業妨害だ。

「おい、出てけって」

もう一度念を押すと、

「どうして……どうして…帰らない…?」

ぽつりと、芽衣がそう呟いた。



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