僕の手のヒラ
生徒
もうこれ以上人に




辛い思い、




させたくない。





だから私は先生になった。





あの時、私たちの先生が、もっと考えてくれる先生だったら……




と思ったから。




「里沙さん、どうしたの??」」





里沙は立ち上がった。



「うっせーんだよ。お前なんかにわかってたまるか!!」



というと、



里沙は走っていってしまった。


するとほかの生徒が帰って来た。



「みんな、どうしたの??」



「いやいや、カズんちの猫が行方不明になっててさ。みんなで探して!!とか言い出してさあ〜〜」




「で、結局カズの布団の中に入ってたんだよな」


「も〜〜、みんなサボりと思ったじゃない!!みんな遅刻よ!!」


「へーい」



みんな、里沙をいじめてたんじゃないの??



そう疑ってはいけないかもしれないけど、



少しそう思った。



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