僕たちのこと
第6章

†成人式†

さて、前回「横須賀」という言葉が出てきたね。
ここからはその部分についてオハナシしよう。


時は、今から4年程前にさかのぼる。
ユキの成人式の日の事だった。


紫か黒の振袖が着たかったが母の
「そんなのババァになっても着れるんだから真っ赤なの着なさいよ」
の言葉に負けて子供っぽい柄の真っ赤な振袖を着る事になり
美容室の予約も早朝しかとれないらしいので
父の妹に来てもらい(着付けの資格を持っているのだ)
髪は適当に自分で結った。



余談ですがその頃のユキはというとバリバリの田舎者で
いまどきいるのか?みたいなヤンキースタイルでした。がっかり。



「トイレに行くのがめんどくさそう」


と、車の中で母に愚痴り
めんどくさい話しを聞くだけの成人式に
なぜ参加しないといけないのか疑問を持ちながら会場へ向かった。




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