僕たちのこと

†星の綺麗な夜の事†

忙しい日々、家に帰らない日々を
実は悔やんだ事があった。
勿論、殆ど誰とも連絡を取っていない時期。
第8章は、その事についてオハナシしよう。




18歳の時だった。


まだ肌寒く


春を迎える一歩手前




ユキの携帯がなった。
めずらしい。母からだ。






「あんたの同級生の誰か、事故だって!サエちゃんに電話してみな!」



忘れもしない。
同級生は19人しかいないのだ。
誰であっても確実にイヤだ。

嫌な予感がして手が震えた
震える手でサエに電話する。




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