恋日記
*第2章
日記はそこでもう終わっていた。


今日は…、
7月15日。

終業式まであと少しだ。



何て告白するんだろう?

誰に告白するんだろう?

どうやって告白するの?


疑問がいっぱいだ。

別に気にしてるわけじゃないけど…。


どうなんだろうな。って…




コツコツコツ…



そのとき廊下の向こうから誰か来る音がしたので、急いで日記を元の場所に直し、教室を出た。


途中で人にすれ違った。


柳田くんだった。


だから、思わず笑ってしまった。


柳田くんは怪訝な顔して向こうに行った。


やばい…

柳田くんの顔見ただけで笑えるのに…

明日、平静保てるかな!?


大丈夫か!?あたし!!


顔の平静を保つ練習をしながら家へ帰った。


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