無愛想なCinderella





愛?
…誰が、誰を?


私は眉間にしわを寄せて先輩を見る。



「…何の話ですか?」


しかし、先輩は首を横に振るのみだった。








―――愛だの、恋だの。


そんなものを望んだことなんてない。


だって、それは永遠じゃないでしょう?


知識やお金は私を裏切らない。
…そう思って今まで私は生きてきたんだから。





< 45 / 132 >

この作品をシェア

pagetop