こころ
「………ごめん。心さん、うなされてたから。」

「進君……。」

進君が帰ってきたとき、私はソファーでうなされて、泣いていたのだ、という。

『もう、嫌。………真。』


……そんな私をみて、進君は動揺したのだと、言ってた。

「……あなたは、兄貴の所へ行きたいんだと思った。そうしたら、怖くなった。……駄目なんだ。あなたは……」

『いかないで。』

進君は、私を必要としてくれているの?………私、を?




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