-短編- 生まれ変わっても… また。



そこには、あの案内人の姿。



「ちょっ……… びっくりさせないでよ…!!」

「すみません。まさか、そんなに驚くとは」



案内人は目を細めて笑い、あたしを見つめる。



「どうですか? ここは」

「………」

「何かいい事でもあったのですね?」

「な…!! 何でよ…!?」

「顔、ですよ」

「か……顔!?」



思わず両手で顔を押さえる。



顔がどんどん熱くなるのがとてもよく分かって、自分でも恥ずかしい。



< 34 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop