チェリーガール
「彼女以外に誰がいるの?」


「えー!! そうだったんですか!」


「どうしたの?」


「いや、別に……」

じゃあ、碧様を困らせていたストーカーA子さんはERENAだったということになる。


碧様はふと、腕時計を見た。


「寒い中、悪いね」


「え……?」


「僕の長話に付き合ってくれて」


「いえ。そんな……」


「今日はありがとう」


「いえ、とんでもない」


「じゃあ」

碧様は早足で家路を辿っていった。





きゃあ―――――♡♡♡


幸せ―――――♡


もう、最高に幸せっ!!!


こんな会話ができる日が来るなんて!!!


夢にも思ってなかった―――――!!


幸せすぎるよ!!!


私、その場で嬉しすぎてジャンプ!!


ぴょんぴょん飛んでみた。


きゃっ、きゃっ、きゃっ♡


うふふふふふふ♡


頭おかしくなりそう~♪


もう幸せすぎて、こわいくらい♪


いーっぱい話せた今日という日を忘れない。


嬉しくて嬉し涙が出そうだよ。
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