チェリーガール
「こわいよ。冗談でも……それだけは勘弁して……」
私は、この春から短大生。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる……でなんとか1校だけ受かった。
それが、たまきの志願していた学校で彼女も合格していた。
そんなわけで、今年から同じ学校で共に学ぶ仲間になったというわけ。
「そういえば、2人は同じ短大だったね。文学科英語・英文専攻で英語漬けの日々を送るって言ってたね」
碧様が私たち2人の顔を見る。
「そう、そう。学科も専攻もおんなじー。私に合わせたんでしょー?」
明るい口調で喋る、たまき。
「違う、違う。そうじゃないよ。一緒の学校に行くの狙ってたわけじゃないよ」
私、顔の前で手を横に振る。
「本当かなー?」
嬉しそうな顔して、たまきは疑う。
「ホント。こうなったのは、偶然。自分の運命を呪う」
「呪う? 今、『呪う』って言った? しっつれいだねー。やっぱ仲間はずれにしてやるから」
「あー! うそ、うそ! 今のうそ! たまきさんと一緒の学校でこれから勉強できると思うと幸せです」
「よろしい! 許してあげよう! あはは!」
たまきは、ご満悦。
「ところで、碧君はよかったねー。後期で受かったじゃん。おめでとう」
たまきが、碧様を祝福。
私は、この春から短大生。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる……でなんとか1校だけ受かった。
それが、たまきの志願していた学校で彼女も合格していた。
そんなわけで、今年から同じ学校で共に学ぶ仲間になったというわけ。
「そういえば、2人は同じ短大だったね。文学科英語・英文専攻で英語漬けの日々を送るって言ってたね」
碧様が私たち2人の顔を見る。
「そう、そう。学科も専攻もおんなじー。私に合わせたんでしょー?」
明るい口調で喋る、たまき。
「違う、違う。そうじゃないよ。一緒の学校に行くの狙ってたわけじゃないよ」
私、顔の前で手を横に振る。
「本当かなー?」
嬉しそうな顔して、たまきは疑う。
「ホント。こうなったのは、偶然。自分の運命を呪う」
「呪う? 今、『呪う』って言った? しっつれいだねー。やっぱ仲間はずれにしてやるから」
「あー! うそ、うそ! 今のうそ! たまきさんと一緒の学校でこれから勉強できると思うと幸せです」
「よろしい! 許してあげよう! あはは!」
たまきは、ご満悦。
「ところで、碧君はよかったねー。後期で受かったじゃん。おめでとう」
たまきが、碧様を祝福。