王子達と甘い恋




私の問い掛けに、えっ?と解らないというような疑問符を浮かべている。



『だから、私の席に座ってたからですか?』

それとも、


『未来の機嫌を損ねてしまったから?』


私がそう言い終えると、またひっくとしゃっくりをしながら泣きそうな真似をする川尻さん



真似を付け忘れないように気を付ける私。自分でもこんなに意地悪になるなんて思ってもなかった


でも未来をあんなんにさせたのには流石に腹が立ったし、ただ男子にえごを振り撒いているだけだと思った



「胡桃ちゃんまで何でそんなこと言うの?」



何も言えないようなふりをしている川尻さんの横であたかも私が悪いように言ってくる谷田くん



その裏には、やっぱり可愛い川尻さんを守りたい。可愛い女子なら誰でもいいと思っているとしか私は感じない




結局、谷田くんも川尻さんも一緒じゃない



そうむかむかして、教室を出る。
あのまま授業を谷田くんの隣で受けたって、川尻さんの近くで受けたってただ気まずいだけだと思い、次の授業はサボることに決めた



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