粉雪の舞う夜
彼と過ごせた時間は、あまりにも短すぎた。

でも、彼に出逢えてなかったら……。

いや、彼が約束を守ってくれなかったら……。


私はきっと、こんなに人を愛しく感じる日はこなかったと思う。


「だから、正典さん?
私……待ってるからね?」


空に浮かぶ満月に問いかける。


約束したからね?


また、守りにきてね?


ずっと、ずっと……。



待ってるからね。




正典さん。



貴方と過ごせたクリスマスは、私にとってかけがえのないものになりました。


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