君の笑顔をもう一度

シンデレラは謎の美少女



  文化祭一日目・・・・。

 

 「・・・・・」

 
 思考停止中。

 「あの~冗談ですよね?」

 回りにいたクラスメイトに声をかける。

 「え~?未琴ちゃん以外にそんなの誰
  が着るの」

 学級委員に腕を組んで溜め息混じりに
 言われました。

 
 い、いや待て・・・一回整理しよう。

 えー・・・っとまず今日は文化祭であた
 しのクラスは喫茶店で、あたしは調理係。


 うん・・・そこまではいいぞ。


 「で?どうしてウェイトレスじゃないの
  にこんなメイド服着なきゃいけないの?」

 すると即答・・・・

 「皆の意見を聞いて」

 学級委員さんいくらクラスのためでもこれ
 は無いです。

 
 「んじゃっ赤字にならないように頑張ろ
  う!!」

 
 話、勝手に進んじゃいました。



 「いや~!!」


 私達調理係は隣の空き教室を使うんだけ
 ど亜理紗が・・・。


 「いいから、未琴ちゃん!!お客さん集
  めに行くよ!!」

 めちゃくちゃ強引に引っ張ってくるんで
 す!!

 だからあたしは一生懸命ドアに縛り付い
 ているんだけど。

 「あっ櫂くん」
 
 どうやら櫂を見つけたらしくもうその力
 はすばらしいです。

 あっという間に廊下に出てしまいました。

 「恋のパワーは無敵だね・・・」

 聞こえないようにボソッとつぶやいた。

 「ん?なんか言った?」
 
 「いえ・・・」
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