君の笑顔をもう一度



 「ちょっと、ちゃんと亜理紗ちゃんに
  謝ってよね?」

 片方の目を細くして低い声で言った。

 きっと私の今の顔凄いことになってるだろ
 うな。

 頬辺りに怒りマークあるかも。

 そんな事思ってると女達は「分かりました」
 と言って走って逃げた。

 あ~逃げた!!
 逃げた女達の方をみて腕を組んだ。

 逃げ足だけは早いな・・・・。



 すると、遠くの方から私を呼ぶ声がした。


 「未琴ちゃ~ん!!」

 遠くから亜理紗ちゃんが走ってくるのが
 見えた。

 「ど、どうしたの?」

 亜理紗ちゃんは息を切らしてハァハァ言っ
 てる。
 

 すると、突然私の手が持ち上がった。
 
 ふわぁっ

 へ?

 「ありがとう!!未琴ちゃんのお陰だ
  よ!!」


 何が??


 私が疑問に思ってると亜理紗ちゃんが話を
 続けた。

 どうやらさっきの人達あの後すぐ亜理紗ち
 ゃんのとこに行って、謝ったらしい。


 まぁでも、亜理紗ちゃんが喜んでくれるなら
 一件落着かな?

 


 しかし数時間後・・・・。


 「はぁ~何これ!!もうすぐじゃん!!」

 教室の廊下に張られていた物に絶句して
 しまう。


 


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