君の笑顔をもう一度


 もう辺りも暗くなってきて時計は夜の10時
 を指していた。


 隼人君は私を家の玄関まで送ってくれた。

 あの後あの男の人達は警察に捕まった。
 
 少女暴行としてね。


 「今日はありがとう。助けてくれて」


 すると隼人君が突然ケータイを出した。


 「メアド教えて。今日みたいな事あったら
  連絡出来るように」

 「あ、うん」

  そう言って私もケータイを出す。


  赤外線受信完了―


  「ん、いいな」


  すると髪をぐしゃぐしゃとした。


 ??

 「今日はゆっくり寝ろよ。おやすみ」


 そう言って行ってしまった。


 なんかすっごいあったかい手してたな。


 まるでお父さんみたい。





 ふぅ~



 今日は疲れたな。


 お風呂から上がり髪を拭く。


 するとケータイにメールが来た。


 [受信 隼人君]



 え!?

 急いでケータイを開く。
 
 ==============


 突然で悪いんだけど、

 明日俺の分弁当作ってきて
 
 くれないか?


 
 ==============
 
   

< 56 / 202 >

この作品をシェア

pagetop