REVENGE Ⅰ



「それでは、乾杯。」

「「「乾杯。」」」


柚菜様のコールでグラスを高く上げる。


……それにしても。


このドリンクに毒が入っているのではないかと疑っているのはあたしだけ…?


それはあたしだけじゃなかったみたいで、歩夢もグラスを回したりしていた。


……樹里亜と潤は何も疑わずに飲んでるけど。


「毒が入っているか気になるの?」


「……っ!?」


いつの間に……っ!?


すぐ背後から聞こえた柚菜様の声。


さっきまであそこで梨華様達と話してたはずなのに……!!




< 173 / 209 >

この作品をシェア

pagetop