鉄の救世主(くろがねのメシア)
気迫が、覚悟が、他のパイロット達へと伝播するようだった。

各戦闘機は隊形をとりつつ次々と対空ミサイルを発射する。

操縦桿がへし折れるのではないかというほどきつく握り締め、体が押し潰されるようなGに耐えながら。

「いっけぇえぇええぇっ!」

ありったけの火器を発射する戦闘機パイロット達!

やがてその意地と気迫が、隕石に大きなダメージを与える。

巨大な隕石に大きな亀裂が走ったかと思うと、空中でその巨体が割れる!

真っ二つになった隕石は、一つが太平洋側、一つが日本海側へと飛来していく。

とりあえず日本への直撃は避けられた。

が…。

「攻撃をやめるな!」

隊長機からの通信が届く。

「万が一に備え、隕石を完全に破砕する!全機続け!」

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