愛して野良猫

春摩



「よく聞け。龍雅組、龍雅永久に仕掛ける日が決まった」



俺の声が


静かな倉庫内に


響き渡る



「3日後、一斉に攻める」


「もうあまり時間がありませんので、確実最終調整を行って下さい」


「気になることがある奴は、俺のところまで来い。以上だ、各自解散」



俺が言い終わると


春摩(ハルマ)が駆け寄ってきた



「あの‥玖音さん」


「なんだ」


「眞那菟のことなんですが…」


「眞那菟がどうかしたのか?」



俺が尋ねると


春摩は一枚の写真を差し出した
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