愛して野良猫

情報屋



「なんもないけど、上がれ」


「お邪魔します‥」



俺は庵に続いて


庵の家の中に入った



家の中は

必要最低限の家具しかなく



真っ白の部屋に


黒いソファー‥

黒いテーブル


そして…赤い絨毯がひいてある



「インパクトあるだろ?」


「あぁ…」


「ここは、情報屋"庵"の部屋だ」


「お前の部屋だろ?」


「違うんだなぁ。俺"庵"の部屋は2階。ここは情報屋"庵"の部屋」



庵はそう言うと


俺の腕をつかんだ
< 148 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop