愛して野良猫


「表の世界には戻れないぞ」




浬音は死ぬ直前まで


俺のことを気にかけていた



「「はいっ!!」」



俺は父さんに


浬音のことを告げた…



父さんは顔色一つ変えずに


俺に浬音を忘れと言った




「お前達の仕事は後で伝える」





浬音を忘れる?


そんなこと………


俺にはできない―――…
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