愛して野良猫



「浬音……俺‥浬音が好きだ。ずっと…ずっと」





俺の吐きは


強い風につみこまれた





『‥おん……玖音…』



「…え」



聞こえた‥


微かに……‥


俺を呼ぶ声が‥
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