愛して野良猫



龍雅組を出てから1時間くらい歩いた


浬音の墓には毎日来ている


父さんは俺がここに来ていることを

よく思っていない



「……浬音」



だが‥ここには大切な浬音がいる


俺は時間を見つけては

ここに来ている



「今日は新しい奴が入った」



話すことは組のこと



「………見守っててな」



俺は浬音の墓に手を合わせた
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