王子様の秘書様


『うん、帰ろ!』


「歩きにくいんだけど」



『いいじゃーん!何、あたしとくっつくの嫌なの?』



「・・・そんなわけねぇよ」





未だにこっちを見ようとしない神楽にむすっとしながら睨みあげると



夕日・・・だけじゃないと思うんだけど



赤く染まった神楽の顔にびっくりして




こっちまで、赤くなってしまった。












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