ラストイニング〜重ねるイニングの行く先〜

4節 深夜の約束

「恐いのなら、あの子の前からいなくなるという選択肢もあるんだぞ。」。


『確かに恐いよ…。でも中一の時みたいに何もしないのが、一番後悔するから…。』。


武晶の言葉を思い出し、杉山は自分に言い聞かせていた。



「…ま!」。

「…やま!」。

「杉山!!」。


「えっ!?」。
< 443 / 565 >

この作品をシェア

pagetop