~見えない敵との戦い~

「じゃあ、電話する。

じゃーな。」

ピッ

あたしはすぐに電話を切った。

それから、怖くて、怖くて、

その日はケータイを見るのをやめた。

いつもなら自分の部屋で寝るのに、

その日から一人でいるのが

怖くなった。

だから、親の寝室で寝たんだ。

だけど、なかなか寝付けなかった。

ほんとに来たらどうしよう…。

そんなことばっかり考えていた。

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