眠り王子×無関心姫②【完結】



――――


舞憂の母さんと話が出来て、良かった。



舞憂に感謝しねえと。


英語が全然出来なかったらかなり厳しかった。






コンコンッ


ドアが控えめにノックされて、カラカラと開く。



「……軽穂?」


その声を聞いた途端、安心して緊張が途切れる。



鼻がツンとして、一粒だけ涙が落ちた。




「……よ、う…」

「軽穂、泣いてるの?……大丈夫だよ。」



俺は、楊に支えてもらって生きてる。



それが、改めて分かった。


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