眠り王子×無関心姫②【完結】
「まっ…待ってくだせぇっ!!!」
んんん?
待って、くだせぇ…?
あたしは恐る恐る振り返った。
そこには、さっきやり合ったスキンヘッドやグラサンのガタイのいい男たち
が、正座のかたちで座り込んでた。
しかも、あたしに向かって。
「え、なに…」
「先ほどは、ご迷惑おかけしやしたっ!!」
うん、迷惑でした。
「勝負に負けた俺達が言うのもなんですが…黙って俺達について来てくれませんでしょうかっ!?」
はぁ?
なんでよ?