百もの、語り。


次に原稿を取り出そうとした所を見計らい
お兄さんは、一度中断してくれないかと
そう、頼みに行ったそうです。


すると意外にもその人は引いて、
帰って行ったそうなんです。


でも待っていたお客さんが
いざコピーをしようとすると、
コピー機の中には紙が残されていました。


忘れものとして置いておこうと、
お兄さんが紙を持ち上げると、
その紙に書いてある物が見えました。


そこには、名前が。

大勢の名前が書いてあったそうですよ。


途中途中で使ってるペンが替わっていて、
多分、途中で書き足していたんでしょうね


それでその紙の最後には、
お兄さんとお客さんの名前が
殴り書きで書いてあったそうです。


お兄さんは分かっても名字だけ。

お客さんの名前は分かるはずもないのに。






ふーっ


54本目の蝋燭が消えました。


< 138 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop