百もの、語り。

途方に暮れた俺は、
何故だかまた公園に戻る事にしたんだ。


もしかしたら大掛かりなドッキリとか
そんなのを期待していたのかもしれない。


それで公園に戻ったんだけど、
やっぱり誰も居ないんだ。


だけど、ふいに、声が聞こえた。


俺の名前を呼んでいたんだ。


その声の方へ振り向くと、
友達がいきなり現れた。


俺は『お前、どこ行ってたんだよ!』って
そいつに言ったんだけどさ、

相手も同じで
『お前こそどこ行ってたんだよ!』ってさ


なんか、
俺がいきなり居なくなってたらしい。


< 141 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop