チャリパイ14~最後のサムライ!
「機内食マックとかありえないし!
これも全部、シチローが飛行機代ケチるからだよっ!」
怒りの矛先をシチローに向けるひろきに対し、シチローはケンタッキーにかじりつきながら応戦する。
「文句言わない!安ければい~の!
飛行機なんて所詮交通手段なんだから、目的地まで安全に着けばいいんだ!」
「だってマックだよ?」
「マック上等!ブタリアまで行ければい~の!」
「安全に着けば良いんだけどね……」
シチローとひろきの論争に、ポテトを頬張ったてぃーだがぽつりと割り込む。
「着くさ!……そもそも統計的に見ても、飛行機というのは車より遥かに安全な乗り物でだね、事故に遭う事なんてそう滅多に無いのだよ!」
ラッカーエアラインの社長が聞いたら泣いて喜ぶようなシチローの演説を聞き流すようにしながら、てぃーだがちらりと時計を横目に呟いた。
「ブタリア到着まで、あと一時間弱。アタシも、是非そう願いたいわ……」
チャリパイとイベリコを乗せた飛行機は、着々と子豚の捕らえているブタリア王国へと近づきつつあった。
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