マジカル☆ジュエルス

「…」

やっぱり効かなかった。


「疲れました…」

2回も同じ技をするとさすがに
2人の体力は限界に近づいてきてしまう。

これにはセイラも困ってしまう。


「本当にジュエル戦士って弱いんだな!」

またオニキスに遠くから馬鹿にされた。




するとダイヤたちの後ろに誰かが現れた。

「…!何これ!?
 中庭が海になっている!?」

その人はなんと竜山李音だった。


「え?何で!?」

「…あれ?アンタもしかして試合で…」

「わぁーわぁー!!」


何となく姿がバレている。
彼女にはひかりの名前は
知られてはいないが、完全にひかりだと
いうことが分かっている。


「何でこんなところに?」

「アンタたちが勝手に外に出ようとするから
 追いかけてきたの」

こっそり逃げてきたのに
彼女にその様子を目撃されてしまったのだ。

しかもついてくるなんて。


一番見られたくない光景を
見してしまったのだ。






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