ヒロイン 完
京の都1
いやー、すっかり忘れてた。



「キャー!超良い部屋じゃん!」



部屋に入るなり窓に駆け寄るほのか。


完全に忘れていたのは、どうやら私だけだったみたい。


てか、温泉旅行だったよね。なのに何故に京都?遠っ。


そうです。今、私達は文化祭で優勝したために京都に来ちゃっています。どんだけ金かけてんの?



「ほのか、奈緒、荷物置いたら早く行くよ」


「んもー。千夏は、せっかちだなー」



ほっぺを膨らましながらも千夏にくっついて行くほのか。


すっかり私達は仲良く(?)連むようになっていた。


あの子が私の名前を呼ぶなんて少し前までは有り得なかった。



「奈緒ー、早くー!」


「はいはーい」



ほのかに急かされ私はしっかりと部屋に鍵を閉めたのを確認し二人の元へ駆け寄った。


今日から二泊三日、私達二年C組は京都を満喫したいと思います。
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