天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「どういう風の吹きまわし?」


「片桐チーフには今まで俺の我が儘ばかり聞いてもらってたんで、今日は俺が片桐チーフに合わせたいんです。払いも俺が……」


片桐チーフは不思議そうに首を傾けていたが、最後には俺の主張を聞き入れてくれた。


雨の中、片桐チーフの案内で俺達はカンボジア料理の店に入った。

俺にとっては初めて行く店だった。


「どうだった?」


「あ、はい。スパイスがちょっとキツイけど、美味しかったです」


「そう? よかった。前から翔ちゃんに食べさせてみたかったの」


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