やっぱり…


『最後は合唱コンクールです。銅賞3クラスのうち1クラス目は1年………』


もうないだろうと漠然と思っていたわたしたちは


いつまで引きずってんだって突っ込まれそうなくらい


まだまだ余韻に浸っていた。


『2組です。』


『『…おぉぉぉ〜』』


まさかとは思っていたから


見事にワンテンポ遅れたわたしたち。


いつの間にか戻ってきて


後ろにいる1年3組の席の近くの階段に座っている祐先生は爆笑している。


でも、嬉しいことにはかわりなくて


みんなで喜び泣いた。


もちろん橋本先生も。


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