sakura
第二十一話

校長

「失礼します。校長先生、ちょっとよろしいでしょうか。」

「どうしたのかね、柚稀君。」

「いきなり高校だけ共学とは、どういうことでしょうか。」

「あぁそれは、実は相手の男子校の校長は私の甥っ子でね。それで、その高校が学校全体を建て直すと言うから、その間この学校で生徒を預かることにしたんだよ。向こうは男子校だし、いい機会かなぁと思ってね。期間は一年らしい。」

「・・・そうですか。・・・失礼しました。








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