青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―


「テメェ等遊んでるだろ!」ネタ扱いにされているヨウに怒鳴られ、俺達はごめんごめんと片手を挙げて謝罪した。


不機嫌に鼻を鳴らすヨウは、荒々しく携帯を閉じてネタ扱いにされたことに文句垂れている。

これでもツイッターの方は真面目な方だったと思うんだけどな。

矢島の情報を真面目に流した結果、ヨウと喧嘩していた…みたいな?

いつものように矢島がヨウをブサイクでオツムの小さい不良だって罵り、ヨウがそれにカッチーンだったらツイッターに流しました。はい。


……すんまそ。
ちょっと遊んでいました。

今頃シズ達は携帯画面に向かって呆れ果てている頃だろう。
 


「それにしてもツイッターでストーキングするなんて。よく思いついたッスね、ハジメさん」
 


携帯の十字キーを押しながら、キヨタが感心を露にする。
 

それは俺も同意見だ。

現代っ子ならではのストーキングって言うから、どんなものなのかなぁって思ってはいたけど、まさか五十嵐戦の時に世話になったツイッターを使うなんて。
 

ハジメ曰く、向こうの策士に対抗するには情報化社会の先端を随時使用することなんだって。

水面下で蠢いている里見達なら知名度に餓えている不良達とコンタクトを取る他に、きっと『Twitter』や『Facebook』や『mixi』を使用しているんじゃないかと推理したらしい。


近所周辺の不良情報を逸早く察知しては、奴等を利用しているんだ。

俺や健太は身を持って奴等の長けた情報網の怖さを知ったわけだし、これくらいの策は取らないといけない。


ハジメはそう思ったようだ。


目には目を、歯に歯を、情報には情報を。

相手の手の内が見えない以上は此方が柔軟に、尚且つ臨機応変に対応していかないといけない。

荒川チームの喧嘩スタイルとしては不慣れな点ばっかだけど、今は臨機応変に、な。


にしてもツイッターって慣れないな。流行っている『Facebook』や『mixi』でさえ、めんどくさがりの俺にはチンプンカンプンなのにツイッターもイマイチ…。
 

俺は自分の携帯のディスプレイを覗き込む。

開かれたツイッター画面は更新され、新しい呟きが書き込まれた。
 

>>@toXXXX● 五木
昨日、繁華街に赴いたらしい。会話が聞こえた。
(現在)


なるほどなるほど。繁華街にね。

うーん、まさしく会話を事細かにチェックしている俺達はストーカーだよな。

始終見張ってのも、気分的にはあまり宜しくない。
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