HAPPY RING

事実

 次の日…。

「おはよう、優」

「おはよ、友恵」

 ちょっとニヤニヤしながら挨拶をした。

「…何笑ってんの…。気持ち悪…」

「ごめ~ん!友恵~!幸せの余韻に浸ってたの~!」

 そう言うとクスッと笑った友恵。
 言いすぎかも…。

「今は幸せなのねぇ…。あたしも嬉しいよ!和沙くんも素直になれて…。変化はない?」

 変化…。

 ここ最近さらに俺様化し始めてる。

「なんかね…俺様化し始めてるの…」

「へ?俺様だっけ?和沙くんって…」

「全然違う」
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