HAPPY RING
 家に帰ると家の前にいたのは…。

「…裕紀…?!」

「優っ!大丈夫か?!」

「何で…」

 泣きながら帰ってきたあたしを見てビックリしながら何か事情を知ってるみたい。

「さっき和沙からメール来たんだ…!」

 携帯を見ると…

 ――優を頼む――

「…う…うあぁぁぁっ!」

 あたしは道路に座り込んでさっきより泣き崩れた。

 誰が見ててもかまわない。

 あたしはもう我を忘れて泣き崩れた。

「優!優!しっかりしろっ!」

「裕紀…っ!」
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