HAPPY RING
 俺は優を家に送り自分の家に帰った。

 即部屋にこもり和沙の携帯に電話をかけた。

プルルッ

『もしもし?』

「和沙?」

『裕紀じゃん。どうした?珍しい~』

 俺はのんきな和沙の声を聞いてカチンと来た。

「どうした?じゃねぇんだよ!お前…!どういうつもりだよ!」

『はっ…?』

「は?じゃねぇ!お前…優のこと不安にさせて…!それで…2週間会えないってこれ以上のことあるかよ!」

『裕紀…!いきなりなんだよ…』

 俺は怒鳴り声を上げて喉が痛かった。
 でも和沙にわかってほしかったんだ。
 優のこと。
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