闇と光 〔下〕


その言葉が好き。


ぎゅっ。


時雨に抱きつくあたし。


「朱莉・・・?」


「もう一度・・・もう一度言って?」


「朱莉、愛してる」


時雨はそう言いながらあたしの頭を撫でる。


優しく撫でる。


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