必死こいて桜姫やってやんよ!

まだ







「……」


「……」


「……」


「…何か言お〜よ、オジョーサン」




沈黙に堪えきれなかったのか、そう言葉をおとすカズ。


当たる吐息がくすぐったい。




「あたしのこと、よくオジョーサンって言えるな」


「お〜最初はオニーサンの間違いじゃねぇか焦ってよぉ〜。
お前本当に女か〜?」


「……」




ゴス!!




「おいおい痛ぇじゃねぇのよ〜。
そぅ怒んなよぉ〜」




聞こえた。


あたしにはバッチリ聞こえた。



背の小ささだけは女だな〜

の声が。



そんな奴には頭突きのプレゼントをくれてやったぜ!!






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